◎作ろうと思ったきっかけ
こんにちは!
ようやく秋らしい気候になって、過ごしやすくなりました。
食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋といろいろな楽しみ方がありますね。これをお読みの皆さんはどんな秋を過ごされますか?
さてさて、私の旧ブログ
http://lenses.sblo.jp/s/ (更新は停止、公開はしています)
を読んでくださっていた方々はご存知かもしれませんが、「今日は絵を描いた」というカテゴリを作って水彩スケッチを載せていました。
なかなか上手くなりませんが、楽しくて描いていました。
それから何かがあったという訳ではないのですが、数年間描いてなくて、最近になって急に描きたくなりました。
fediverseでフォローしている方の、画材レビューの動画を拝見したのがきっかけと思われます。
絵の具を溶いてきれいな色を塗ったりいろんな形を描いたりしたい! と思い、以前作っておいたパレットを出そうとしたら……見つからない!!
ポケットサイズのパレット(ポケットサイズでも11色入り)なら手元にあるのですが、せっかく買い集めた絵の具の、いろいろな色をすぐ使えるように出しておきたいなぁ……と思いました。
せっかくなので、世の中にはどんなパレットがあって、どんなふうに作るのがいいのか、ということをネット検索して調べてみました。
調べてみた範囲では、アルミ製のパレットが長く使えて良さそう。プラスチック・フリーの観点からも良さそうです。でも予算が足りません(残念!)。
プラスチック製のパレットをいろいろ見比べていたのですが、コンパクトで多めに色数が入るものがほしいな、と思って、というか正直に書くと「なければ作ればいい・作ってみたい」というDIY魂がメラメラして、アルミ製のものが買えないと分かった時点で頭の中は「よし、作ろう!」という考えになっていました。(ちなみにポケットサイズのパレットも同じ作り方で手作りしたものです。)
ということで作ったのがこちら。
◎材料
無印良品のポリプロピレン ペンケース横型(小さい方)
ダイソーのタレビン(画像では1袋ですが、2袋使っています)
両面テープ(安いテープははがすときにベタベタになってきれいにするのが大変なので、ちょっといいのを使うことをおすすめします)
◎道具
水性のペン(タレビンの切る位置に印を付ける)
カッターナイフまたははさみ
◎作り方
1.タレビンの切る位置にペンで印を付ける
ペンケースは厚みを見ると、本体とふたの高さが半々ぐらい。絵の具を多く入れたり描きやすくするために、ふたができる範囲でタレビンの高さを出したいと思い、本体より少し高い大きさに切ることにします。数字で言うと、ペンケースの本体部分の内側の寸法が10mm、切ったタレビンの高さが12mmぐらいです。ポケットサイズのパレットに使った、同じく無印良品のポリプロピレン小物ケース・Mの本体部分内側の高さが12mmで、それに合わせて印を付けています。今回は20色入るパレットを作るので、20個印を付けます。
2.印の位置でタレビンを切る(切ったら印はふきとる)
はさみでもカッターナイフでもどちらでも。カッターナイフのほうがきれいに切れるかもしれません。カッターナイフを使う場合は、厚紙やカッターマットを敷きましょう。刃物を使うときは、けがにご注意ください。
3.切ったタレビンの底に両面テープを貼る
(この画像はタレビンを切り終えたところ、両面テープはまだ貼っていません)
4.ペンケースの両サイドにタレビンを貼り付ける
5.絵の具を入れる
絵の具は「色相環」の順番で入れるそうです。(かれはさんのブログ「枯葉庭園-水彩読本」で学んだ。)チューブから出して固めると時間の経過で劣化する絵の具もあるそうなので、入れる量はパレットを使う期間(1年とか)で使い切れる量にすると良いようです。(これもかれはさんのブログで学んだ。)
かれはさんのブログ、枯葉庭園-水彩読本 はこちら
https://k-garden.art/
とても読んでいて楽しく、描かれる絵が美しく、こんなふうに水彩画を楽しみたい! って思います。
えーと、念のため描いておくと、水彩画(特に透明水彩)では、小中学校の授業のように、描き終わったらパレットに残っている絵の具を洗い流す、ということはしないようです。パレットには絵の具をある程度の量出しておいて、乾かして、固形絵の具のようにして使うようです。(この辺は私はネットで学んだことです。種類によっては乾かして固めると使いにくくなる製品もあるようなので、それは使うたびにチューブから出した方が良いそうです。)
6.乾かす、完成!
大きさは幅170mm奥行51mm高さ20mm、重さは絵の具を入れた状態で73gです。かばんに楽々入ります(ペンケースだからね)。
◎使う絵の具について
今回パレットに入れた絵の具はこんな感じ。
全て「まっち絵の具」製の絵の具で、3種類を使っています。
一つ目は「マッチベイシックカラー」、二つ目は「マッチブライトカラー」、三つ目は「マッチカラー」です。違いにご興味のある方はまっち絵の具のサイト(https://match-japan.com/)をご覧ください! いちばん安いマッチカラーをたくさん買ったのは、買った当時、明るくて愛らしい絵を描きたいと思っていて、それなら明るい色の学童用の絵の具を使えばいいかも? と考えたからです。大人買いできる値段だったし(今でも高くないけど、買った当時はさらに安かった)。今見ると、濃い色などはもう少し深みが出るものの方がいいかな~、と好みが変わったところもあるのですが、せっかく手元にあるんだし、使おうと思います。
◎色見本を作ってみた
持っている色全部の色見本を作って検討してからパレットに入れる色を決めたのですが、作ったら作ったでさっそく塗りたくなったので、はりきって色見本を作りました!
こうして見ると左上のマゼンタ系の3色がよく似ていますね…むー(ちょっとがっかり)
青系にはこだわりがあって、ベイシックカラーのウルトラマリンと、ブライトカラーの「あお」はどちらもとてもきれいな色なので、両方入れました。この色を使って何か描いてみたいです!
◎描いてみました

いちおう断っておくと、これはこの時期だけ出回る早生(わせ)のみかんで、皮は緑色と黄色がまだらになっています。甘酸っぱくて美味しくて大好物です。
ちなみに10年前にも描いていて、そこから腕が上がっていなかったら辛いなぁ(描いてないブランクもあるし)、と思って旧ブログに載せた絵と見比べてみたのですが、ちょっとは上手くなったかもです。紙は今回のほうが少しいいのを使っています。そのおかげ……??
いちおう載せとこ(早生のみかんの10年前の絵)
http://lenses.sblo.jp/article/164800765.html
ということで、パレットもできたことだし、これからちょくちょく描いていきたいです。お読みくださってありがとうございます!
それではまた~~**