宵星レンズ

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こんばんは。
ブログではお久しぶりです。
書くことはいろいろあるのですが、思うように文章が書けず更新が止まっていました。これからちょっとずつ書いていけたらいいなと思います。

先日縫っておひろめしてSNSでご好評をいただいた越前シャツ、12月に2枚目を縫いました。今回は白のシーチングです。縫うに当たって、今回は「プラスチック・フリー」を意識してみました。
1枚目の記事はこちら
https://eveningstar.sblo.jp/articles/10

天然素材(オーガニックコットン100%)の布地を使い、天然素材の糸(カタン糸=木綿でできたミシン糸)で端始末と本縫いをし、天然素材のボタン(ナットボタン)を付けました。

2枚目に縫った越前シャツ、白色

マイクロファイバー、マイクロプラスチックによる海洋汚染のことは『シンプルなクローゼットが地球を救う ファッション革命実践ガイド』(エリザベス・L・クライン著、春秋社、2020年)という本で読んで知ってはいました。でも合成繊維の入ったハイテクあったか肌着(早い話がヒートテック的なもの)を買って身に着けたり、長持ちしそうなスリッパを買ってみたら全パーツがポリエステル製だったり、身に着けるものからプラスチック(この場合は、化学合成繊維)を減らすのはなかなかに難しい。

マイクロファイバーとは、衣類などから洗濯の際に流れ出るとても小さな繊維のかけらのこと。洗濯機の排水口から河川、海へと流れ込むそうです。化学繊維から出るマイクロファイバーはマイクロプラスチックの発生源となり、マイクロプラスチックは生分解されることなく海に残り続けるそうです。(前出の本、159p)

ということで「プラスチックフリー」を実践してみたのですが、天然素材を使ってもマイクロファイバーの問題は避けられないんだよな…。
これは海での話ではないのですが、埋め立て地に埋められた天然素材の衣類からは、ゆっくりと腐敗する過程でメタンガスが発生するそうで、メタンガスは二酸化炭素の25倍もの温室効果をもたらすそうです(前出の本、42pより)。
人間の活動というのはどうやっても環境に負荷をかけるようで、悩ましいです。

悩ましいのですが、私が試みたことは、まずは天然素材のミシン糸を探して買うことから始まりました。
コットンの糸はカタン糸と呼ばれ、今では入手困難かと心配しましたが、手芸品店で簡単に手に入りました。ただし、色は白と黒だけ。ポリエステル糸と変わらずスムーズに縫うことができました(端始末のジグザグミシンと、本縫い)。あまりにも簡単にうまくいったので拍子抜けでした。

手芸品店で買えたカタン糸(白、黒)と、大きさの比較のためのシャッペスパン(ポリエステル糸)

簡単に買えたカタン糸

企業(アパレル産業だけでなく)が化学繊維の服やプラスチック製品を大量に作り続ける中で、私がたった1枚のシャツをプラスチックフリーで縫ったところで、それは蟷螂の斧(とうろうのおの)にすぎないのかもしれません。でも地球環境のためにできることがあるのならやりたいし、マイクロプラスチック汚染という問題の一部になりたくない、というのが私の気持ちです。

縫ってみた感想は、
◎白いシャツというのはいいもの、ただしごまかしがきかない。パターンの良し悪し、身体に合っているかどうか、髪型やメイクアップとのつりあい……これを縫って、着てみて、私はあわてて髪を切りました。
◎服づくりにもビギナーズラックがあるのか、1枚目の越前シャツを縫ったときには難なく縫えた衿つけで苦労しました。
◎脇の下のまちを一回り大きくしてみました。肩まわりがゆったりしてこれはこれでいい感じです。

袖下のまちを大きくしたことが分かるように撮影した画像

袖下のまちを大きくしてみた

ジグザグミシンで始末した縫い代

ジグザグミシンで始末した縫い代

というところです。

それではまた!

この記事を書いた人

鳥谷灯子(とや とうこ)

こんにちは!手作りや読書、文章を書くことが好きです。Webサイトはこちら http://eveningstar.sakura.ne.jp/ これまでのブログはこちら http://lenses.sblo.jp/ 日々の愉快な(自分で言う)おしゃべりはMastodonでどうぞ! https://gingadon.com/@ginmokusei